スウィング・スペース: 壁画
カレン・ヘンダーソンや、イングリッド・カラム、ジュリアン・オピ、C・A・スウィンタック、そしてデニス・トーマス
現在の展示品
ウォールワークスとは、壁の表面に直に描かれた絵画のこと。この壁画の製法を好む画家たちは、伝統的なキャンバス上での製作とは違った、硬く垂直な壁の表面に、その質感や構造をうまく取り入れながら作品を生み出している。
「なにかをする2つの方法」
写真家 チャック・クロース、 詩人 ボブ・ホルマン
2007年6月23日から10月7日。
クロースの1960年代の作品で、彼は絵画のベースに写真を使用する初めてのアーティストとして一躍有名になった。そして、彼はその後も、様々なメディアに取り上げられる度に手直しをして発表。このA Couple of Ways of Doing Something (なにかをする2つの方法)は、ニューヨーク出身の偉大なる詩人ボブ・ホルマンとのコラボレーションにより実現。クロースが撮影したシンディ・シャーマン、フィリップ・グラス、ローナ・シンプソン、ジェームズ・タレルら芸術仲間の44ものポートレイトに合わせて、ホルマンの言葉を並べるといった展示内容で、ひとつの対象にふたりの芸術家の異なった視点が交わった作品となっている。
ベルニーニの世界
2007年6月23日から10月7日。
ジャン・ロレンツオ・ベルニーニ(1598-1678)は、ヨーロッパで名の知れた彫刻家で、大理石やブロンズ像の作品で名高い。当時の様式には珍しい、ナチュラリズム(自由で感覚的な表現)をとりいれ、彼の肖像や宗教的な彫刻作品は一躍有名になった。イタリア国外にはもうわずかしか残っていないベルニーニの作品をAGOでは2体所蔵。ムレイ・フォラム一家とジョーイ&トビー・タネンバウムたちからの寄贈品。
コーパス(1650年代)、ベルニーニが創り上げたブロンズ像の中でも一番大きな作品が今回展示される。
ベルニーニは、彼の生涯のなかで、キリストの最期をテーマとした彫刻を3度手がけた…スペイン王室と、フランス王室、そして彼自身のために。AGOのブロンズ像は、ベルニーニの1665年までの個人なコレクションの中の一部。
ハングリー・ゴッド展
2007年6月23日から10月7日。
この夏、AGOでは、今回ギャラリー史上初めて、インドからのコンテンポラリー・アートを展示。ハングリー・ゴッド展では、現代美術で注目をされているアーティストの作品に焦点を当てている。
展示されるのはアトゥール・ドディヤ、バールティ・ケール、ジティーシュ・カラト、スボード・グプタら国内外で活躍する代表的なアーティストの作品。インドの文化や宗教、社会的構造に根ざした作品を数多くそろえているのが特徴で、さまざまな国や地域において今日共通関心事として議論が交わされているグローバリゼーション、ナショナリズム、階級やアイデンティティーの問題などを喚起する内容となっている。
ビクトリア&アルバート美術館展
ビクトリア&アルバート美術館所蔵の中世~ルネッサンス期の至宝
2007年6月23日から10月7日。
ロンドン、ビクトリア&アルバート美術館の所蔵の、紀元前300年から1600年までに手がけられたコレクションの数々の中から、35点の中世からルネッサンス期の名品を展示。元々は、教会の装飾や裕福なルネッサンス期のコレクターたちのために創られたものだったが、これらの洗練された技術や素材の価値、そしてその美しさにより、とても珍重されたものだった。
中でも注目すべき展示物は、象牙の彫刻や、印象的なトーマス・ベケットの遺物・遺骨収納棺とレオナルド・ダビンチの写本。この本は、鏡映文字で書かれていて、ダビンチの才能に対する魅惑的な洞察力を示している。
ダンダス・コレクションより~チムシアン族の至宝展
2007年7月18日から10月7日。
ダンダス・コレクションは、現存する北アメリカ先住民族アートコレクションの中でも最も重要なものとされる。元来、ロバート・ジェームス・ダンダス牧師がブリティッシュ・コロンビアを殉教中に収集されたもので、このチムシアン先住民族の美術品の数々は1863年以降行方不明となっていたが、2006年10月にソスビーズによって競売にかけられ7百ドルで売却されたことにより再度脚光をあびることとなった。今回は、39もの先住民族の美術品、主に18世紀から19世紀にかけての日用品(スプーンや器)から装飾品に至るまでを展示。注目すべきは、木製の儀式用のマスクと、枝角を掘ったこん棒、そして一族の帽子。
